航空の現代電脳篇 → ホームページ作法(25)

百万ヒットをめざして

 

 去る3月18日朝、本頁のヒット数が10万回を超えました。96年11月の開設以来ご愛顧をいただいた方々に厚く御礼申し上げます。

 本頁にアクセス・カウンターを取りつけたのは開設から1年半の後、98年6月です。したがって10万回というのは、その後2年9か月間のヒット数です。これが他にくらべて多いか少ないかは分かりませんが、次は100万回の目標に向かって進みたいと思います。その達成までには、これまでのペースで進むと20年ほどかかるはずで、大いにやりがいもあるというものです。 

 本頁の制作に関する基本方針は――というほど大それたことではありませんが、ひとつの雑誌を編集し発行しているようなものです。ただし、編集者も執筆者もカメラマンもレイアウト係も全て自分ひとりでやっていることになり、そこが面白いわけです。したがって月刊誌や週刊誌ではもの足らず、毎日発行するのも大変ですから、3日に1度くらいの割合で更新してゆくことになります。

 それには本頁の場合、最も大切なのが執筆者です。他のサイトでは、たとえば写真中心の頁ならばカメラマンが大切でしょうし、凝ったレイアウトやJAVAなどの仕掛けを得意とする頁ではレイアウト係の腕がものをいうでしょう。

 とにかく本頁では、書く内容とその書き方を重視しております。志(こころざし)通りにできているかどうか、おぼつかないところもありますが、理想は次のとおりです。

  むずかしいことをやさしく
  やさしいことをふかく
  ふかいことをおもしろく

 これは、しばらく前に聞いた井上ひさしの作文目標とのこと。かねて考えていたことをきれいに簡潔に表現してあるような気がして、大いに共鳴しました。 

 上の言葉をさらに要約すれば、「やさしく、深く、面白く」ということになりましょうか。自分の書いた文章をひと様に読んで貰うためには、ひとりよがりでは良くないわけです。とりわけ航空関連の問題は、そうでなくてもむずかしいことが多く、私もしばしば立ち往生します。しかし、自分の理解できた範囲で――したがって深くというわけにはゆかなくとも、せめてやさしく、面白く書いてゆきたいと思います。

 今後とも『航空の現代』をご愛顧のほど、謹んでお願い申し上げます。

(西川渉、2001.3.29)

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