<AMTC>

国際航空医療コンベンション

 先週末からアメリカにきております。フロリダ州はタンパで9月17〜19日開催のAMTC(航空医療搬送会議)に出席のためです。旅先で長い文章を書いている余裕がありませんので、何枚かの写真をご覧に入れます。


会場のタンパ・コンベンション・センターの一角(右)と、その周辺。
前の入り江には多数のプレジャーボートがつながれていて、
フロリダの典型的な景色となっている。


AMTCの会場で、ユーロコプター社からヘルマン記念病院に引渡されたEC145。
同病院が発注している6機のEC145の中の1号機。
ヘルマン記念病院は1976年、米国で2番目のヘリコプター救急事業を
SA319Bアルーエト機によって開始、
31年間にわたって救急患者のヘリコプター救護を続けている。

 この会場で、ユーロコプター社は合わせて23機のヘリコプター受注を発表した。この中にはシアトルのエアリフト・ノースウェストからEC145を4機、オムニフライト社からEC135を5機、リーチ・エアメディカル・サービス社からEC135を2機などの注文が含まれる。

 リーチ社はサンフランシスコ近郊でヘリコプター救急事業を展開し、米国内で最も早い時期から病院ヘリポートへのGPS進入をおこなうほか、病院間の患者搬送には本格的な計器飛行をしている。創業以来20年間に搬送した患者数は33,000人を超える。リーチ社の現用機はアグスタA109。


離陸するアグスタA109パワー


フロリダ病院のEC145。


カリフォルニア・ショック・トラウマ・センターのMD902。
CALSTARは California Shock Trauma Air Rescue の略。

 これら飛行中の写真は、19日正午に会期が終わった後、会場の裏手に3時間ほど頑張って、下の写真のように屋内展示場から引き出されて本拠地へ戻ってゆくところを撮ったもの。昼食も抜いたまま長く待ち続けてすっかりくたびれてしまい、最後に出てきたEC135はローターブレードやローターヘッドの傘の取りつけに手間取っていたため、離陸するところは見ないまま戻ってきました。


屋内展示場から出てきた地元タンパのベイフライト機、EC135。

(西川 渉、2007.9.20)

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