<HELI-EXPO 2005>
ヘリコプター世界の新しい変化 今年のヘリエキスポは去る2月6〜8日の3日間、ロサンゼルス南郊のアナハイムで開催された。会場では、欧米の各メーカーがさまざまな発表をした。いずれもヘリコプター世界の新しい変化を示すもので、その中から主な話題を拾ってみると次のようになろう。
- ベル429双発軽ヘリコプターの開発へ
- ベル407のエンジン強化
- シコルスキーS-76C++の開発
- ユーロコプター社EC175大型ヘリコプター構想
- アグスタAB139にFAAの型式証明
- 米大統領機にUS-101
- ロビンソン2004年も世界最多の機数を生産
- ベル210に間もなく型式証明
- ボーイング、シュワイザーを買収し、MDHCも支援
- 欧州勢いっせいにアメリカナイズ
- 米陸軍、武装偵察ヘリコプターの提案募集
- BA609間もなく飛行再開
- 衛星IFRの開発者ヒコック氏を表彰
コンベンション・センターのロビーで開場を待つこれら各項の詳細は追い追いにご報告するとして、会場に展示された機体は、私の数えたところ総数55機であった。詳しくは下表のとおり。なお実物大のモックアップも1機として勘定した。
メーカー 機 種 機 数 備 考 アグスタベル
AB139
1
アグスタウェストランド
グランド
1 モックアップ(救急)
A119
1
EH-101
1 キャビン・モックアップ
A109
1 パワー
ベル
429
2 モックアップ(救急・VIP)
427VFR
1
407
1
ARH
1 407武装偵察機(モックアップ)
206
1
206L
2
212HP
1
412EP
1 ロサンゼルス消防機
412SP
1
205
1
UH-1H
2
UH-1H
1 攻撃型改造機
エンストローム
480B
1
280FX
1
ユーロコプター
EC120
1
EC130B4
1
EC135
2
EC145
2
AS350B3
1 オレンジ・カウンティ・シェリフ
AS350
3
AS350D
1 ロサンゼルス・カウンティ・シェリフ
AS355F2
1
AS355N
1 ユタ州サミット・カウンティ・シェリフ
SA315B
1 ラマ
ヒューズ
500
2
MDHC
MD902
1 エクスプローラー
MD500N
1 ノーター機
ロビンソン
R44
4
R22
1
シュワイザー
300C
1
300CBi
1
333
1
シコルスキー
S-76C+
1
S-76C++
1 モックアップ
S-70
1 ファイアホーク
S-92
1 キャビン・モックアップ
S-61
1 ロサンゼルス・カウンティ・シェリフ
S-61
1 カーソン・ファイアキング
S-64
1 イタリア向け消防機
合 計 55
会場風景(西川 渉、2005.2.12)