<2008年元旦>

新年おめでとうございます

 今年も沢山の年賀状をいただきました。厚く御礼申し上げます。それぞれに近況が書いてあり、もはや賀状の交換だけになった方々でも、どのように過ごし、どのような抱負をもっておられるかを知るのは楽しみなものです。

 ところが私の方は旧臘12月の前半むやみに忙しく――といっても現役の実務者の皆さんから見れば大したことではないのでしょうが、連日会合と外食が続いたあげく、後半ついに大風邪を引いてしまい、咳と洟と熱に襲われて賀状を失礼してしまいました。歳のせいで治りが悪く、今も後遺症に悩まされております。情けない年明けとなりましたが、何とぞご了承いただきますようお願い致します。


12月9日、子供たちの家族全員で富士山麓へドライブしました。
気持ちよく晴れ上がった蒼穹の中に、それは凛としてありました。

 少しばかり去年のことをふり返ってみます。昨年は共著書が3冊出ました。すでに本頁でも、その都度ご報告しましたが、『エアレスキュー・ドクターカー』(永井書店、1月25日刊)、『ドクターヘリ導入と運用のガイドブック』(メディカル・サイエンス社、10月16日刊)および『ドクターヘリ安全の手引き』(へるす出版、11月15日刊)です。

 また年鑑類も3種類ありました。『ブリタニカ国際年鑑2007』(ブリタニカ・ジャパン社、4月10日刊)には「航空機工業」と「航空交通」の2項目を書き、わが国唯一の総合ヘリコプター年鑑と銘打った『ヘリ・ワールド2008』(イカロス出版、11月30日刊)には「ドクターヘリ完全研究」、「ドクターヘリをもっとよく知るための対話」、「日本のヘリコプター事故分析」を書きました。『航空宇宙年鑑』(日本航空協会)でも毎年「一般航空」に関する総括を受け持っております。

 私の作文は原則として本頁に掲載しておりますが、上の9篇は版権の問題もあって、本頁には掲載しておりません。

 ほかに昨年4月1日に完成した『ブリタニカ国際大百科事典小項目事典』(ブリタニカ・ジャパン)では航空関連の400項目ほどを担当し、一昨年来1年近くかかって、1項目およそ400字ずつ書きましたが、これは残念ながら有料オンライン版でしか閲覧できません。

 昨年はまた、6月にオーストリア、フランス、イタリア、9月にアメリカへ出かけました。旅のもようは断片的に本頁にも掲載しておりますが、この2回の調査行をまとめた報告書は、今年春までにHEM-Netで印刷物になる予定です。

 さて、この個人ホームページ『航空の現代』は、昨年1年間に読者の皆さまから1,102,300件のアクセスをいいただきました。365日で割ると1日平均3,020件になります。2006年は年間905,386件で、1日あたり2,480件だったため、07年は年間100万件、1日平均3,000件のヒットをめざすと書きましたが、その目標を辛うじて達成することができました。

 これも皆さま方のご愛顧の賜物と、深く感謝申し上げます。本年も毎日更新の原則でゆきますので、ご厚誼のほど何とぞ宜しくお願い申し上げます。


最後に、この日一緒に出かけた4人の孫の中の2人
ジジバカぶりをお許しください

(西川 渉、2008年元旦)

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