<ロビンソン>

史上最高の生産記録

 ロビンソン・ヘリコプター社は2005年中に806機のヘリコプターを製造し、引渡した。うち563機はR44(4席)、243機はR22(複座)という。これは2004年の690機を大きく上回る同社史上最高の記録である。

 また生産率としては毎週15.5機を製造したことになり、週日3機以上にあたる。

 なお、ヘリコプターの年間生産数は1980年にベル社がつくった780機という記録があるが、今回のロビンソンの記録はそれを破ったことになる。

 さらに、今年に入って1月9日のこと、ロビンソン社は4,000機目のR22を完成した。同機の初飛行は1975年8月28日だから、ほぼ30年目のこと。

 この4,000号機はオーストラリアのヘリフライト社に引渡されたが、オーストラリアでは現在およそ400機のロビンソン・ヘリコプターが使われている。用途は主に訓練飛行、そして馬の代わりになるカウボーイ・ヘリ。

(西川 渉、2006.1.31)

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