<シコルスキー>

S-76近況

 シコルスキーS-76双発タービン・ヘリコプターは今年、量産1号機の引渡しから30周年目を迎えた。同時に量産機数が700機に達し、総飛行時間も500万時間を超えた。S-76は現在、世界37ヵ国で飛んでいる。

 新たに開発中のS-76Dも今年中に初飛行の予定。同機は騒音軽減のために主ローター回転速度の2段切り替えが可能。またアクティブ防振装置をそなえ、P&W210Sターボシャフト・エンジンを装備している。2010年に型式証明を取って量産機の引渡しに入る予定。

(西川 渉、2008.6.17)

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