孫のアメリカ生活

 

 私には孫が2人おります。どちらも2歳半の女児です。といって双子というわけではありません。長男と次男の家でほとんど同時に生まれたわけです。

 そのうちの1人がこの間からアメリカで生活を始めました。その不慣れな様子を、母親がインターネット・ブログで週1〜2回ずつ、写真と共に書いております。1年ほど前、日本にいるときから始めたブログ日誌ですが、アメリカに渡って珍しい話が多くなり、ひいき目かもしれませんが、ますます面白くなってきました。

 まだ2歳半というのに「プレスクール」なるところに通うことになり、入園だか入学だかの面接に行ったときも、言葉が分からずに大丈夫だろうかと親が心配していると、先生の方が「どうせ日本語も分からないんでしょ」といったとか。

 今では、わずか2〜3ヶ月で異国の友だちが沢山できたばかりでなく、先生との間では親のわからない英語でしゃべって「イエス」などと答えているようです。言葉の壁は、やはり幼い子どもの方が先に破ってゆくのでしょう。

 本頁では私的なことは書かないことにしておりますが、その原則を破って、孫のウェブサイトにリンクを張ることにしました。

 それにしても、外国にいる家族のもようが費用のかかる電話や時間のかかる手紙を使わず、居ながらにして分かるわけですから、その便利さは恐ろしいくらいです。

 

(西川 渉、2005.10.16) 

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