1万人目のアクセス ![]()
去る1月26日15時頃、本頁をご覧いただいた方が延べ1万人に達しました。読者の皆さまに厚く御礼申し上げます。
ところで、その1万人目の方には何か記念品をお送りしたいと思い、本頁にもそう書いておいたところ、それに当たったのは何と自分自身でした。まことに申しわけないことで、普段は会社でインターネットを見るようなことはほとんどないのですが、この時ちょっとした調べ物があって本頁を開いたところ、アクセス・カウンタがちょうど「10000」を表示していたのです。
あわててその頁をプリンタにかけるといった騒ぎで、周囲には会社の諸君もいたので、私がことさら1万ヒットのためにアクセスしたのでないことは明らかです。記念品は残念ながら2万ヒットまで持ちこされました。お詫びいたします。
このアクセス・カウンタを取りつけたのは昨年6月25日。したがって1万ヒットになったのは7か月と1日で、正確には216日ですから1日平均46.3人です。年率に直すと16,898人で、17,000人にちょっと足りません。
この7か月間、多い日は1日100人前後の人をお迎えしたこともありました。そんなときはいささか嬉しいものです。同時に平均が50人を切ったのは残念でもあります。次はやや欲張って、「年間17,000ヒット」を目標にしたいと思います。
そこで、もう少し細かく1万ヒットの内容を見てみますと、次表の通りとなります。
期 間 日 数 アクセス数 1日平均 更新回数 6月25日〜6月30 日
6
254
42.3
2
7月
31
1,166
37.6
15
8月
31
1,272
41.0
9
9月
30
1,636
54.5
12
10月
31
1,392
44.9
11
11月
30
1,537
51.2
8
12月
31
1,493
48.2
9
1月1日〜1月26 日
26
1,250
48.0
6
合 計 216
10,000
46.3
72
上の表の中で毎月の1日平均アクセス数を見てみます。仮りに本頁の開設と同時にアクセス・カウンタをつけておけばどうなったか。初めはどうしてもアクセスが少ないけれども、だんだんと人に知られ、検索エンジンへの登録も増えるにつれてアクセスも増えるといったように、尻上がりの傾向を示したでしょう。
しかし本頁は開設が96年11月でしたから、カウンタを取りつけたときは、すでに1年半以上たっていました。したがって、この半年間の経過には、そうした初期的な動きは見られません。しかし各月のアクセス数は、少ない月で37回、多い月で55回。この差にどれほどの意味があるのか分かりませんが、ひょっとして6〜8月の夏は少なく、9月以降の秋になると増えるのかもしれません。
つまり夏は長い休み期間を含めて戸外活動が多い。家の中でパソコンなんぞに構っちゃいられない。しかし夏休みが終わって秋になると、やっぱりネットサーフィンがしたくなる。昔は「読書の秋」と言いましたが、最近は「ネットの秋」かもしれません。それが上の表では11月まで続いているように思われます。
そして12〜1月は、正月休みを中心に飲み会と旅行が多くなる時期ですが、今年は不景気だった。「インターネットで我慢するか」という状況が、この表から見えないでしょうか。
このように、アクセス数は季節によって変化する――といえるかどうか分かりませんが、曜日によって異なるのは確かなようです。少なくとも休日は少ない。細かい記録を取っておりませんので精密な話はできませんが、カレンダーのすみに記入した大雑把な記録から見ますと、土曜日と日曜日の週末2日間のアクセス数は、この7か月間を通じて1日平均34.7回でした。
全体の平均46.3回よりも少ないのは、私の想像ですが、上の夏休みと同じ理由で、休日には外出する人が多く、パソコンにつきあっている人が少ないからでしょう。その分だけ週日のアクセスが多くなります。そのあたりを計算しますと、週日の平均は50.9回になります。これは週末の1.5倍に近い。つまり週日の読者は休日の5割増になるというわけです。
もうひとつ、アクセス数の増減はホームページの更新頻度に関係するといわれます。頻繁に更新されるウェブサイトはヒット数も多いというのです。ただし上の表から見る限り、毎月の更新回数とアクセス回数は理論通りにはなっていないようです。
しかし7か月間に72回という更新回数は、多少ともアクセス数に影響しているものと思われます。これは1か月平均10回――というよりも、ちょうど3日に1回ずつの更新というべきでしょう。
この更新回数を多いというか少ないというか分かりませんが、3日に1度といえば大抵の人が多いなあという感想をもつようです。私も好きでやっているうちに、こんな頻度になりましたが、本当はもっと書きたいことが沢山あります。しかし時間がないし、本頁ばかりいじっているわけにもいきません。我慢した結果がこれです。
ホワイトハウスやNASAは、ホームページの制作スタッフだけで200人くらいの人が居ると聞きました。「超整理学」などを書いている野口悠紀雄教授は先日のテレビ番組で「自分のホームページは、4〜5人の学生にアルバイトとして手伝って貰っている」と語っていました。
私も最近あるところで、『航空の現代』は誰にやらせているのかと尋ねられました。とんでもないことで、アルバイトを雇うような余裕はありませんし、人に頼むなどは考えてみたこともありません。作文からレイアウト、画面の色調整からアップロードまで全て1人でやっております。逆にまた、そうした作業が面白いわけです。
面白がって、楽しみながら、これからも本頁をつくっていきます。ご愛顧のほどお願いいたします。
(西川渉、99.1.31)
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