<ボーイング>

787試験飛行終了

 ボーイング787は8月13日に試験飛行を終了した。この試験飛行は2009年12月の初飛行以来、原型6機を使っておこなわれ、総計およそ4,800時間の飛行となった。

 あとは飛行結果にもとづき、FAAの審査を経て、9月には型式証明が取得できる見こみ。

 787は当初の型式証明取得が2008年5月に予定されていた。それが3年以上の遅れとなったため製造上の採算点も上がり、おそらくは1,000機を超えなければメーカーとしての利益は出ないと見られる。最近までの受注数は約830機。

 標準250席の787は、胴体が複合材製で、油圧系統の一部も電気系統に変わるなど機体が軽量化されたため、同じクラスの旅客機にくらべて燃費が2割ほど少ない。

【関連頁】

   ボーイング787いよいよ就航へ(2011.8.15)

(西川 渉、2011.8.19)

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