航空の現代 → 電脳篇 →ホームページ作法(3)(98.7.14)

 アクセス・カウンタの取りつけ

 

「アクセス・カウンターは本頁開設の当時、サーバーが取りつけサービスをしていなかった。事務局に問い合わせたところ、将来はやるつもりという回答だったから、今頃はできているかもしれない。けれども、本当にカウンターをつけた結果、いつまでも数字が増えなければ大変だと思うと、いまさらつけるのも恐ろしい」

 そんなことを書いたのは6月7日の本頁であったが、それから半月ほどたった頃、プロバイダーからカウンタの取りつけサービスをはじめたという案内が来た。トップページに簡単なタグ文字を1行つけ加えるだけで数字が表示され、カウントがはじまるという。

 何日間か考えて、思い切ってやってみることにした。6月25日午前1時のことである。取りつけから2時間、午前3時現在の数字は「8」になった。もっとも大半は自分自身のアクセスによるもので、このカウンターの取りつけ位置を変更したりするのに数回にわたってアクセスしたからである。おそらく人さまのアクセスは、この間2回くらいだったのではないだろうか。

 25日午後7時過ぎ、会社から戻ってカウンターの数字を見ると「32」に増えていた。夕食をすませた午後9時には「35」で、26日午前1時には「40」を越えた。もっとも、これまたカウンターを見に行くたびに自分のアクセスもカウントされるのだろうから、人さまの純粋なアクセス数は10ポイントくらい割引きしなければならない。

 とにかく、どなたに見ていただいているのかは分からぬが、まことに有難いことで、かつ、これからどのように増えていくのか楽しみである。もっとも余り増えなければ恐ろしいことになりそうで、まことに不安でもある。

 

 6月27日(土)午前1時、カウンタをつけてから丸2日が経過してアクセス数は「90」になった。ワールドカップで日本がジャマイカ戦に負けた直後だが、このゲームの間にも数字は10ポイント上がっていた。

 それにしてもW杯は全くのお騒がせで、特に大衆をあおり立てたのはNHKだが、こちらもついつい乗せられて2時間を無駄にした。その騒ぎの最中にも、10人前後のアクセスがあったのだから大変なものである。日本の試合があった日は、プロ野球も映画館もパチンコ屋も、みんな閑古鳥が鳴いたというのに。

 思うに、日本人の乗りやすく、乗せられやすい大衆心理は、うまく行けば大きなエネルギーを発揮するが、悪くすると恐ろしい結果を招きかねない。今の政治家諸君は、見よう見真似の2世議員が多いせいか、そのあたりの大衆の気持をつかまえるのが下手くそである。

 

 6月28日(日)午前2時、カウント数は「115」。このうち15回が自分のアクセスとすれば、丸3日で100人の方に見ていただいたことになる。有難いことである。

 わずか3日間で、なぜ15回も自分のホームページにアクセスするのかというと、ひとつはインターネットに接続すると先ず自分の頁が画面にあらわれるような仕掛けにしてあるからである。もうひとつは、土曜と日曜の2日間は新しい頁の追加作業などで忙しく、何度かアクセスするからである。

 こうして見てみると、3日間で100人ということは1か月で1,000人、1年間で12,000人のアクセスということになる。そこまで行けるかどうか、やや不安であるとすれば、年間1万人という目標がいいのではないか。

 無論そのためには、内容を充実し、頻繁に更新して、質的にも量的にも人に見て貰えるようなホームページをつくらなくてはならない。

 後日この目標を友人に話したところ、「それは凄い。広告が取れるよ」といってくれた。まさかとは思うが、何だか別の楽しみが出てきたような気もする。もっとも同じ日、あるサイトを見に行ったとき、そこには今日1日のアクセス数が表示されていた。数字は「500」余り。そして、この10か月ほどの間に5万人のアクセスがあったとかで、その横には「広告募集」と書いてあったから、わが本頁の10倍以上のアクセスがなければ広告などは口にする資格がないのであろう。

 

 7月8日午前1時、アクセス数が500を超えた。まだカウンタ取りつけから半月にはならないから、1か月1,000人という目標ペースには乗っているみたいだ。拙い作文を人さまに読んで貰えるというのは、それだけで有難いことだが、これからはもっと工夫を凝らして、目標ペースを維持しなければなるまい。 

(西川渉、98.7.14)

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