<日本航空新聞>

「ドクターヘリ飛ぶ救命救急室」発刊

 「ドクターヘリ飛ぶ救命救急室」が3月、時事通信出版局から発刊された。著者は西川渉氏。

 序文でHEM-Net國松孝次理事長は、ドクターヘリは急速に盛り上がり、情勢は大きく変わりつつあるが、ドクターヘリは急速に盛り上がり、情勢は大きく変わりつつあるが、ドクターヘリとは何か、何故必要なのかなど、今まで一般読者向けに判りやすく解き明かす解脱書か存在しなかったが、本書はドクターヘを知る上でまさに最適と述べている。

 著者の西川渉氏は1999年「ドクターヘリ調査検討委員会」の委員に選任され、ドクターヘリの発足に尽力された。ドクターヘリは2008年度18ヵ所だか、09年度予算では24ヵ所まで大きく伸びる可能性が出てきた。

 西川氏は「現今の医療危機、特に救急医療の破綻寸前の状況を救うには、当面ドクターヘリしかないであろう,へき地の医療過疎はもとより、周産期医療、あるいは小児救急を合めて、ドクターヘリはもっともっと多くの人を救うことができる」

 「1県1ヵ所としてもまずは50ヵ所。北海道や岩手、秋田、岐阜のような.面積の広いところは複数の拠点か必要であうっ。その理想に向かって、われわれはこれからも歩幅をゆるめることなく邁進していきたいと思う」と結んでいる。


日本航空新聞、2009年3月26日付

【関連頁】

 飛ぶ救命救急室(2009.3.2)

(西川 渉、2009.4.15) 

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