<LUH競争>

ベル412を提案

 

 ベル・ヘリコプター社は米陸軍の求めているLUH競争に、モデル412EP双発ヘリコプターを提案したことを明らかにした。

 ベル社によれば、412は現在、世界中で700機以上が民間および軍用に使われている。総飛行時間は300万時間以上。これにより、同機が捜索救難、救急医療、麻薬監視、本土安全などの任務に適することも実証されている。

 また米国外でも28カ国で軍用や警察、消防、その他の緊急機関に採用され、米陸軍の要求の全てに応え得ることが確められている。のみならず、航続時間、航続距離、速度、搭載量、将来に向かっての柔軟性、多用性などは軍の要求を超えている。

 要求のひとつ、計器飛行に関しても、視界不良や悪天候下での飛行が、昼夜間を問わず可能、というのがベル社の主張。

 エンジンはプラット・アンド・ホイットニーPT6T-3Dが2基。

(西川 渉、2005.11.3)

【関連頁】

   米陸軍ARH決定からLUH選定へ(2005.11.1)

(表紙へ戻る)