＜ボーイング＞
全日空カラーの787
ボーイング787の原型２号機がロールアウトした。胴体は全日空の塗装だが、実際に全日空へ引渡される機体ではない。あくまで飛行試験機であって、全日空向けに引渡されるのは原型１号機から数えて７機目になる。
この全日空向けの量産1号機が引渡されるのは2010年２月の予定だが、それまでの９ヵ月間に試験飛行が終わるかどうか。英フライト・インターナショナル誌は、５月12日号で読者のアンケート調査結果を発表しているが、それによると「問題ない」と答えた人が10％、「困難だが、うまくいくだろう」が50％、「間に合いそうもない」が40％であった。
なお最近、787は25機の注文キャンセルを受けた。これで今年に入ってからの787のキャンセル数は49機になった。と、フライト誌は報じているが、本頁の前の数字と合わないので、本当のところは筆者にもよく分からない。
（西川 渉、2009.5.21)
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