<エアバス>

2007年の受注および引渡し実績

 

 エアバス社は2007年の民間輸送機の受注数が1,341機だったと発表した。同社史上最高の受注数だが、ボーイングの1,413機には及ばなかった。

 一方、完成機の引渡し数は453機であった。これは昨年の434機よりも19機多く、またボーイング社の441機よりも12機多い。2008年については、エアバス社は470機の引渡しを目標としている。

 エアバス社の2007年中の受注および引渡し数の内訳は下表の通り。

   

受注数

引渡し数

A320

913

367

A300貨物機

6

A330/A340/A350

405

79

A380

23

1

合   計

1341

453

 受注数では、やはりボーイングの方が多かった。エアバス機との差は72機である。また引渡し数ではエアバス機に負けたものの、ボーイングの方が大型機が多く、金額的にはボーイングの方が多くなる。したがって2007年のエアバスとの競争では、総合的にはボーイング社が勝ったと見てよいであろう。

【関連頁】

   ボーイング引渡し数と707初飛行50年(2008.1.10)
   ボーイング受注機数と割引き額(2008.1.7)
   ボーイング年間受注数最高を記録(2008.1.4)

(西川 渉、2008.1.18)

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