先日、アメリカを歩いていたら「私の妹がJAVAを発明した」という人に出逢った。別に知り合いとか何とかの関係があったわけではない。空港ですれちがっただけのことだが、米国内線の遅れのために日本へ戻る飛行機に乗り遅れ、その人も同じように乗り遅れたものだから、同じホテルに泊まることになり、一緒に食事をしたのである。
こちらは、まあ何と余計な発明をしてくれたものかと冗談をいいたかったが、下手な英語で誤解を招くといけないので、それは大したものだとか何とか、ありきたりの返事にとどめておいた。実際、その発明自体は大したもので、私には考えも及ばない異次元世界の話である。
しかし、そのことを踏まえたうえで、何か冗談めいたことをいえば、そのわけを説明しなければならなくなる。といってコンピューターの問題を英語で議論する自信はない。
無論そのアメリカ人にも、沖縄で仕事をしている弁護士だそうだが、何か恨みがあるわけではない。
ホームページにJAVAが組みこまれていると、機能は向上するのだろうが、こちらのパソコンが取りこむまでに時間がかかる。手をつかねて待っていなければならないし、JAVAに対応していないパソコンの場合は「スクリプト・エラー」などと嫌な宣告をされてしまう。
そのことは本頁でもすでに書いたところだが、このほど日本電信電話株式会社(略称NTT――だそうである)のホームページで<「インターネットタウンページLite」をサービス開始いたします>という舌足らずの丁寧文(平成10年11月19日付)を見つけた。
それによると<今回、お客様のご要望にお応えし、JavaScript非対応のPDA端末等においても容易にご利用していただけるように、JavaScript非対応版の「インターネットタウンページ Lite」をサービス開始することとしました>とのこと。
本文は冗舌でよく分からないが、お客様のご要望とあるからには、JAVAはJAVAくさいという人も少なくなかったのであろう。
そこで三度び繰り返すが、ホームページは軽さとスピードを主眼につくって貰いたい。
(西川渉、98.11.23)
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