ノストラダムスの予言

  


(天空より駆け下った恐怖の王)

  

 今度のテロはすでに何週間も前からアメリカに予告されていたらしい。それを受けてアメリカ国内の要人警護は相当に厳しくなり、日本や韓国に対しても米国関連の施設の警護を強化するよう要請がきていた。

 けれども、その予告がワシントンやニューヨークの中枢を狙ったものであることは見抜けなかった。というのも、今のCIAが弱体化しているからで、これはクリントン政権の責任だ、今後早急に強化する必要がある、同時にテロ対策も……と、論議は米国内はもとより、日本を含む世界中でとどまるところを知らない。

 本頁としてそれらを追っかけていては、どこまで行っても切りがない。ここらで止めるとして、ひとつだけ今回のテロはノストラダムスも予告していたという知らせを山野さんから受けた。ノストラダムスの研究者に言わせると、テロの結果には衝撃を受けたけれども、テロの起こったことは驚くにあたらないという。450年前の予言の通りだからである。

 その予言とは何か。アメリカの友だちから山野さんのところへ送られてきた要旨は次のとおりである。 

「新千年紀の9か月目
 天空より偉大な恐怖の王が駆け下り
 45度線上で空が燃え上がり
 火炎は新しい大都市に広がる……」

「ヨークの町に大破壊が生じ
 双子の兄弟が混沌の中で切り裂かれ
 要塞が陥落して偉大な指導者が葬られ
 大都市が炎上して三度目の大戦争が勃発する……」

         [注]45度線とはニューヨークの位置する緯度


(切り裂かれた双子の兄弟)

 病気を治せない医者を、日本では藪医者という。国の健全を保てない大統領は藪大統領である。彼は「報復だ、戦争だ、作戦だ、攻撃だ」と騒ぎ立て、そこら中をあおって、いよいよ第3次世界大戦をはじめるつもりらしい。

 予言の通りではあるけれども、アメリカがが藪を大統領に立てたばかりに、世界中が迷惑する。

(西川渉、2001.9.17)


(洋上から自由の女神を通して見た大都市炎上)

【関連頁】
   緊急発進(2001.9.16)
   合衆国混乱(2001.9.15)
   合衆国崩壊(2001.9.13) 

「航空の現代」表紙へ戻る