<本の紹介>
「ドクターヘリ飛ぶ救命救急室」(3)
読売新聞 救命救急医療は危機に瀕しているという声は多く、病院間のたらいまわしや手遅れのニュースを見るたびやりきれない思いがする。本書の著者は、ドクターヘリの導入の検討が始まったときから検討委員に選出されたヘリコプターのプロだ。現在の日本の事情に合った機種や必要な装備など、医師側ではない視点が新鮮である。(2009年6月1日付)
朝日新聞 運航会社などに40年余り勤務しヘリコプターを知り尽くした著者が、救急医療の現場を紹介し、ドクターヘリ普及の必要性を訴える。
欧米諸国でのドクターヘリの導入状況や、救命実績を分析しながら、なかなか普及しない国内の問題点を指摘。年間1億7千万円といわれる運航費の負担の仕方や、フライトドクターらスタッフを養成する仕組みの必要性などをとり上げた。
ドクターヘリで搬送された患者の声も収録している。(2009年6月9日付)
(時事通信出版局、2009年3月10日発行、¥1,600+税) [関連頁]
ドクターヘリ飛ぶ救命救急室(2)(2009.5.25)
ドクターヘリ飛ぶ救命救急室(2009.5.5)
「ドクターヘリ飛ぶ救命救急室」発刊(2009.4.15)
飛ぶ救命救急室(2009.3.2)(西川 渉、2009.6.10)
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