＜ボーイング787＞
年内には飛べるか
787がいつ飛べるようになるか。ボーイング社はまだ何も公式の発表をしていないが、同機を発注しているエアラインに対しては個別に実情を伝えているもよう。
そのうち、豪州カンタス航空がボーイング社から受けた話によると、2009年末までには飛べるという。カンタスは787を65機発注していたが、引渡しの遅延に応じて去る６月15機をキャンセル、現在50機を発注した状態となっている。ほかに子会社ジェットスターのために50機を発注している。
他方、カタール航空も年内には飛ぶという話を、ボーイングから受けたもよう。
なおボーイングは９月中には、787の試験飛行日程について公式に発表するものと見られる。また、初飛行は11月末か12月初めという見方も出ている。
一方で、イタリア製の胴体部分２ヵ所に、ささいな欠陥が見つかったという報道もある。このためアレニア社の胴体製造作業は一時停止状態となっている。
【関連頁】
ボーイング787には融資も困難（2009.7.31）
（西川 渉、2009.8.24）
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